総 評
審査委員長 北嶋 圭二
2020年度(第13回)「免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞」への応募論文は7編であり、
免震構造関係が3編、制振構造関係が4編であった。選考はこれまでと同様に全審査委員により、4頁の修士論文概要書に基づき一次選考を行い、
二次選考にて修士論文本論文を読み、総合的な視点から
最終評価を行った。その結果、今年度は応募論文が7編と例年より少ないことを勘案して、優秀修士論文として2編を選考した。
選考に際しては、著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置くとともに、
大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。
7編の応募論文は、いずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高いものであった。
残念ながら選定外となった論文も、研究への真摯な取組みが感じられる内容であった。
なお、本年度より優秀修士論文賞の受賞者は、協会総会にて講演をする予定となっている。受賞論文の概要は、協会HPより参照されたい。
本賞が、免震構造・制振構造に関わる修士論文数の増加と、若手構造技術者および研究者の免震・制振構造への関心を高める一助となることを願っている。
各論文の選評一覧
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