免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者選考結果

第16回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
天然ゴム系積層ゴムアイソレータのスケール効果と各種依存性 東京工業大学 小林 真帆

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(1,944KB)

ダイナミック・マス同調システムを用いた新しいTMD システムの開発 日本大学 山下 直城 PDF
(1,196KB)
線形粘性ダンパー付並列連層耐震架構を用いた超高層建物の最適地震応答制御 東京工業大学 田中 瑞希 PDF
(1,933KB)

総  評   審査委員長  秦 一平 

準備中

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第15回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
弾塑性多層建物に対する同調慣性質量ダンパーの最適設計とロバスト性評価 京都大学 中田 峻

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(1,469KB)

免震建物に作用する津波先端部の衝撃荷重と応答評価に関する研究 明治大学 宇佐美 孝典 PDF
(1,366KB)
水平2方向入力を受ける座屈拘束ブレースの構面外座屈防止設計法の実験的検証 京都大学 田村 祐毅 PDF(1,318KB)

総  評   審査委員長  北嶋 圭二 
 2022年度(第15回)「免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞」への応募論文は9編であり、免震構造関係が6編、制振構造関係が3編であった。選考はこれまでと同様に全審査委員により、4頁の修士論文概要書に基づき一次選考を行い、二次選考にて修士論文本論文を読み、総合的な視点から最終評価を行った。その結果、今年度は応募論文が9編であることから、優秀修士論文として3編を選考した。
 選考に際しては、著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置くとともに、大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。9編の応募論文は、いずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高いものであった。残念ながら選定外となった論文も、研究への真摯な取組みが感じられる内容であった。
 本賞が、免震構造・制振構造に関わる修士論文数の増加と、若手構造技術者および研究者の免震・制振構造への関心を高める一助となることを願っている。
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第14回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
硬化型復元力と回転慣性質量を組み合わせた変位抑制型免震構造の最適化に関する研究 北海道大学 射場 淳 PDF
(1,480KB)
動滑車制振システムを適用した連結制振構造物における地震応答性状の分析と設計法の提案 豊橋技術科学大学 真島 僚 PDF
(1,966KB)

総  評   審査委員長  北嶋 圭二
 2021年度(第14回)「免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞」への応募論文は7編であり、免震構造関係が3編、制振構造関係が4編であった。選考はこれまでと同様に全審査委員により、4頁の修士論文概要書に基づき一次選考を行い、二次選考にて修士論文本論文を読み、総合的な視点から最終評価を行った。その結果、今年度は応募論文が7編と例年より少ないことを勘案して、優秀修士論文として2編を選考した。
 選考に際しては、著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置くとともに、大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。7編の応募論文は、いずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高いものであった。残念ながら選定外となった論文も、研究への真摯な取組みが感じられる内容であった。
 本賞が、免震構造・制振構造に関わる修士論文数の増加と、若手構造技術者および研究者の免震・制振構造への関心を高める一助となることを願っている。
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第13回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
傾斜基盤上に建つ免震建物の観測と解析に基づく上部構造の捩れ振動特性 東京理科大学 髙平 友博 PDF
(1,419KB)
観測記録に基づく2棟連結型超高層免震建物の風応答挙動の分析 東京工業大学 平島 裕大 PDF
(964KB)

総  評   審査委員長  北嶋 圭二
 2020年度(第13回)「免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞」への応募論文は7編であり、 免震構造関係が3編、制振構造関係が4編であった。選考はこれまでと同様に全審査委員により、4頁の修士論文概要書に基づき一次選考を行い、 二次選考にて修士論文本論文を読み、総合的な視点から 最終評価を行った。その結果、今年度は応募論文が7編と例年より少ないことを勘案して、優秀修士論文として2編を選考した。 選考に際しては、著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置くとともに、 大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。 7編の応募論文は、いずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高いものであった。 残念ながら選定外となった論文も、研究への真摯な取組みが感じられる内容であった。 なお、本年度より優秀修士論文賞の受賞者は、協会総会にて講演をする予定となっている。受賞論文の概要は、協会HPより参照されたい。 本賞が、免震構造・制振構造に関わる修士論文数の増加と、若手構造技術者および研究者の免震・制振構造への関心を高める一助となることを願っている。
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第12回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
多層建物に対する弾塑性極限外乱法とダンパー最適設計法 京都大学 明橋 弘樹 PDF
(1,349KB)
免震建物に作用する津波荷重に関する水理模型実験 明治大学 阪上 雄斗 PDF
(2,198KB)
長周期長時間地震動に対する免震建物の地震応答予測-鉛プラグ挿入型積層ゴムの繰返し変形による特性変化を考慮した応答スペクトル法- 明治大学 谷本 満里菜 PDF
(4,930KB)

総  評   審査委員長  北嶋 圭二
 2019年度(第12回)「免震構造・制振震構造に関わる優秀修士論文賞」への応募論文は12編であり、免震構造関係が8編、制振構造関係が3編、構造ヘルスモニタリング関係が1編であった。選考はこれまでと同様に全審査委員により、4頁の修士論文概要書に基づき一次選考を行い、二次選考にて修士論文本論文を読み、総合的な視点から最終評価を行った。その結果、今年度の優秀修士論文として3編を選考した。
 選考に際しては、著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置くとともに、大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。
 なお、応募論文は研究対象が多岐にわたっており、いずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高いものであった。残念ながら選定外となった論文も、研究への真摯な取組みが感じられる内容であった。
 本賞が、免震構造・制振震構造に関わる修士論文数の増加と、若手構造技術者および研究者の免・制振震構造への関心を高める一助となることを願っている。
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第11回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
接合部における塑性域の拡がりを考慮した座屈拘束ブレースの機構安定性 東京工業大学 友枝 勝登 PDF
(1,272KB)
既存超高層建築のリスク評価手法を用いた制振補強による費用対効果に関する研究 工学院大学 中西 真子 PDF
(1,329KB)
Seismic Response Evaluation of Base-Isolated Buildings Considering Earthquake-Induced Structural Collision with Retaining Walls
(大地震による擁壁への衝突を考慮した免震建物の地震応答評価)
大阪大学 KIM DONG HA PDF
(932KB)

総  評   審査委員長  北嶋 圭二
 2018年度(第11回)「免震構造・制振震構造に関わる優秀修士論文賞」への応募論文は8編であり、免震構造関係が3編、制振構造関係が5編であった。選考はこれまでと同様に全審査委員により、4頁の修士論文概要書に基づき一次選考を行い、二次選考にて修士論文本論文を読み、総合的な視点から最終評価を行った。その結果、今年度の優秀修士論文として3編を選考した。
 選考に際しては、著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置くとともに、大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととし、また、同一研究室における表彰の数は1件以内とした。
 なお、応募論文は研究対象が多岐にわたっており、いずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高いものであった。残念ながら選定外となった論文も、研究への真摯な取組みが感じられる内容であった。
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第10回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
座屈拘束ブレースにおける芯鋼材の変形集中と圧縮降伏耐力比 北海道大学 大内 京太郎 PDF
(626KB)
津波荷重に対する免震建物の構造安全性評価に関する研究 明治大学 服部 龍太郎 PDF
(871KB)
水平2方向変形を受けるせん断パネルダンパーの力学挙動 東京工業大学 山本 優子 PDF
(1,764KB)

総  評   審査委員長  笠井 和彦

 2017年度の修士卒業生を対象とした「免震構造・制振(震)構造に関わる優秀修士論文賞」は第10回目になる。応募論文は15編と多く、これからの応答制御技術の開発・研究の幅広い展開を示唆していると思われる。この論文賞が、大学院における当分野の研究活動の発展を促すことを期待している。
 選考はこれまでと同様に全委員が、一次選考で4頁の論文概要書に基づき評価し、二次選考で修士論文を読み、総合的な視点から最終評価を行った結果である。このたびは優秀論文3編を決定した。著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置いた。大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。また、同一研究室における表彰の数は1件以内とした。
 研究内容は、新規性の高い研究、研究室の継続的研究、他機関との共同研究など、それぞれ特徴があり、慎重に選考を行った。応募論文は、研究対象が多岐にわたっており、いずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高く、残念ながら選定外となった論文も、研究への真摯な取組みが感じられる内容であった。本賞が、若手構造技術者・研究者の免制振への関心を高める一助となるよう願っている。
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第9回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
水平2方向荷重を受ける免震構造用鉛ダンパーの繰り返し変形性能 東京工業大学 田仲 恵大 PDF
(989KB)
応答制御構造の様々な架構の非線形性を考慮した性能評価と改善に関する研究 東京工業大学 高橋 卓也 PDF
(2,378KB)

総  評   審査委員長  笠井 和彦

 2016年度の修士卒業生を対象とした「免震構造・制振(震)構造に関わる優秀修士論文賞」は第9回目になる。応募者数は6編であり、例年に比べ少なかったのは残念である。本論文賞により、大学院における当分野の研究活動の発展を促すことを目指しており、今後より多くの応募を期待するところである。 選考はこれまでと同様に全委員が、一次選考で4頁の論文概要書に基づき評価し、二次選考で修士論文を読み、総合的な視点から最終評価を行った結果である。このたびは優秀論文2編を決定した。著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置いた。大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。また、同一研究室における表彰の数は1件以内とした。 研究内容は、新規性の高い研究、研究室の継続的研究、他機関との共同研究など、それぞれ特徴があり、慎重に選考を行った。応募論文はいずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高く、残念ながら選定外となった論文も、研究への真摯な取組みが感じられる内容であった。本賞が、若手構造技術者・研究者の免制振への関心を高める一助となるよう願っている。は第10回目になる。応募論文は15編と多く、これからの応答制御技術の開発・研究の幅広い展開を示唆していると思われる。この論文賞が、大学院における当分野の研究活動の発展を促すことを期待している。
 選考はこれまでと同様に全委員が、一次選考で4頁の論文概要書に基づき評価し、二次選考で修士論文を読み、総合的な視点から最終評価を行った結果である。このたびは優秀論文3編を決定した。著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置いた。大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。また、同一研究室における表彰の数は1件以内とした。
研究内容は、新規性の高い研究、研究室の継続的研究、他機関との共同研究など、それぞれ特徴があり、慎重に選考を行った。応募論文は、研究対象が多岐にわたっており、いずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高く、残念ながら選定外となった論文も、研究への真摯な取組みが感じられる内容であった。本賞が、若手構造技術者・研究者の免制振への関心を高める一助となるよう願っている。
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第8回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
建物と地震動の広範な特性を考慮した非構造応答の予測・制御手法 東京工業大学 近藤 さゆみ PDF
(1,169KB)
多種のダンパーを併用した免震建物の地震応答予測
-応答スペクトル法による免震層の応答予測と設計用地震荷重分布-
明治大学 小町 祐介 PDF
(2,295KB)
擁壁衝突時に励起される積層ゴムの上下応答と各種非線形性の影響評価 東京理科大学 山形 有紀 PDF
(1,229KB)

総  評   審査委員長  笠井 和彦

 2015年度の修士卒業生を対象とした「免震構造・制振(震)構造に関わる優秀修士論文賞」は第8回目になる。応募者数は10編であり、少なかった去年から通常の数に戻ったため、ほっとしている。本論文賞により、大学院における当分野の研究活動の発展を促すことを目指しており、今後のより多くの応募を期待する。
 選考はこれまでと同様に全委員が、一次選考で4頁の論文概要書に基づき評価し、二次選考で修士論文を読み、総合的な視点から最終評価を行った結果である。このたびは優秀論文3編を決定した。著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置いた。大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。また、同一研究室における表彰の数は1件以内とした。
 研究内容は、新規性の高い研究、研究室の継続的研究、他機関との共同研究など、それぞれ特徴があり、慎重に選考を行った。応募論文はいずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高く、残念ながら選定外となった論文も、研究への真摯な取組みが感じられる内容であった。本賞が、若手構造技術者・研究者の免制振への関心を高める一助となるよう願っている。
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第7回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
水平2方向加振試験による高減衰積層ゴムの捩れ応力に基づく捩れ歪の評価方法の提案 東京理科大学 柿沼 貴博 PDF
(773KB)
長時間の風外力と長周期地震動における実大粘弾性ダンパーの特性評価実験および
解析手法の提案
東京工業大学 杉山 暢方 PDF
(3,175KB)

総  評   審査委員長  笠井 和彦

2014年度の修士卒業生を対象とした「免震構造・制振(震)構造に関わる優秀修士論文賞」は第7回目になる。応募者数は7編であり、例年に比べ少なかったのは残念である。本論文賞により、大学院における当分野の研究活動の発展を促すことを目指しており、今後のより多くの応募を期待する。
 選考はこれまでと同様に全委員が、一次選考で4頁の論文概要書に基づき評価し、二次選考で修士論文を読み、総合的な視点から最終評価を行った結果である。このたびは優秀論文2編を決定した。著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置いた。大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。また、同一研究室における表彰の数は1件以内とした。
 研究内容は、新規性の高い研究、研究室の継続的研究、他機関との共同研究など、それぞれ特徴があり、慎重に選考を行った。応募論文はいずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高く、残念ながら選定外となった論文も、研究への真摯な取組みが感じられる内容であった。本賞が、若手構造技術者・研究者の免制振への関心を高める一助となるよう願っている。定した。著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置いた。大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。また、同一研究室における表彰の数は1件以内とした。
  研究内容は、新規性の高い研究、研究室の継続的研究、他機関との共同研究など、それぞれ特徴があり、慎重に選考を行った。応募論文はいずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高く、残念ながら選定外となった論文も、研究への真摯な取組みが感じられる内容であった。本賞が、若手構造技術者・研究者の免制振への関心を高める一助となるよう願っている。
各論文の選評こちら

第6回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
幅広いタイプの地震動に頑強な免震と連結制振のハイブリッド構造 京都大学 村瀬 充 PDF
(819KB)
ピン接合形式二重鋼管ブレースの座屈拘束設計法 京都大学 金城 陽介 PDF
(1.5MB)
変位依存・速度依存ダンパーが高さ方向に不均等に配置された制振構造建物の地震応答予測に関する研究 東京工業大学 藤田 雄一郎 PDF
(738KB)

総  評   審査委員長  山崎 真司

 2013年度(第6回)は計12編の応募論文があり、本協会に設置された「修士論文賞審査委員会」により優秀論文の選考を行った。
 選考はこれまでと同様二段階で行うこととし、一次選考では全員の委員が4頁の論文概要書に基づく評価を行い、10編の候補論文を選んだ。二次選考では各委員が10編の候補論文について本論文を読み、総合的な視点から最終評価を行い、その集計により優秀論文3編を決定した。応募論文が対象とするテーマは多岐に亘っており、研究テーマの設定についても、新規性の高いもの、研究室の継続的研究への取組み、他機関を含む研究プロジェクトとの関連が高いものなどそれぞれ特徴があり、慎重に選考を行った。選考に際しては著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置いた。なお、大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。また、同一研究室における表彰の数は1件以内とした。
 応募論文はいずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高いものであり、残念ながら選定外となった論文も研究への真摯な取組みが感じられる優秀な論文であった。本章が若い人達の免震構造・制振構造に対する関心を高める一助となることを願うものである。
各論文の選評こちら

第5回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
パルス性地震動に対する建築物の最大応答変形評価と損傷制御法に関する研究 京都大学 南 博之 PDF
(882KB)
免震部材の多様性を考慮した免震建物の設計用地震荷重分布
-非線形モーダルアナリシスによる地震応答構造の分析-
明治大学 松田 紳吾 PDF
(1.3MB)
粘性ダンパーの基本性能と限界性能および制振効果に関する研究 東京工業大学 西島 正人 PDF
(1.6MB)

総  評   審査委員長  山崎 真司

 本協会では2008年度より「免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞」を設け、優秀論文の顕彰を行っている。今回は第5回目で、計12編の応募論文があった。優秀修士論文賞の選定は本協会に設置された「修士論文賞審査委員会」が担当した。
 本賞の性質に鑑み、今回の募集要領において以下の修正を行った。
1) 同一研究室における表彰の数は一件以内とすることを明示。
2) 応募論文説明書において、研究において特に力を注いだ点等についての自由記述欄を追加。
 優秀論文の選定は二段階選考により行った。一次選考では全員の委員が主に論文概要書に基づく評価を行い、その集計により9編の候補論文を選んだ。二次選考では各委員が9編の候補論文について本論文を読み、9編以外の本論文にも目を通した上で総合的な視点から最終評価を行い、その集計により優秀論文3編を決定した。なお、大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。
 応募論文のテーマは年々多様化の傾向にある。いずれの論文も学術的内容並びに完成度のレベルが高いものであり、残念ながら選定外となった論文も研究への真摯な取組みが感じられる優秀な論文であった。
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第4回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
履歴型ダンパーと粘性型ダンパーを直列連層配置した超高層鋼構造建物の制振設計に関する研究 東京理科大学 添田 幸平 PDF
(636KB)
水平二方向入力時の履歴型・粘性型減衰機構を持つ高減衰積層ゴムの捩れ応答の検討 東京理科大学 下沖 航 PDF
(931KB)
粘性・オイルダンパーをもつ実大5層建物の実験結果に関する解析的考察 東京工業大学 山際 創 PDF
(3MB)

総  評   審査委員長  山崎 真司

 「免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞」の顕彰制度は、協会創立15周年を記念して2008年度に創設され、今回は第4回目である。13編の応募論文があり、本協会に設置された「修士論文賞審査委員会」により優秀論文の選考を行った。
 選考はこれまでと同様二段階で行うこととし、一次選考では全員の委員が4頁の論文概要書に基づく評価を行った。各論文に対する集計評価点にあまり差が見られなかったことから、今回は一次選考での絞込みは行わず全論文を対象として二次選考を行った。二次選考では選考委員会に出席した委員が本論文を読んだ上で最終評価を行い、その集計により3編の優秀論文を決定した。応募論文が対象とするテーマは多岐に亘っており、研究テーマの設定についても、新規性の高いもの、研究室の継続的研究への取組み、他機関を含む研究プロジェクトとの関連が高いものなどそれぞれ特徴があり、選考においては研究内容の学術的レベルと共に、研究推進における著者自身の主体的役割に配慮した。 応募論文はいずれも学術的内容並びに論文完成度の高いものであり、残念ながら選定外となった論文も優秀な論文であった。質の高い論文を纏めた著者の今後の活躍を、また、本賞が若い人達の免震構造・制振構造に対する関心を高める一助となることを期待する。
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第3回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
鉄筋コンクリート骨組への座屈拘束筋違の接合方法に関する研究 東京工業大学 野々山 昌峰 PDF
(1.2MB)
強度のばらつきを考慮した地震応答解析による座屈拘束ブレース接合部の耐久要求値 京都大学 久米 建一 PDF
(2.1MB)
鋼材ダンパー、粘弾性ダンパーを用いた実大5層建物の実験に基づく架構の構造特性とダンパーの制振効果に関する考察 東京工業大学 馬場 勇輝 PDF
(620KB)

総  評   審査委員長  山崎 真司

 本協会では2008年度より「免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞」を設け、優秀論文の顕彰を行っている。今回は2010年度修士学位取得および取得予定者を対象として募集を行い、11編の応募論文があった。優秀修士論文賞の選定は本協会に設置された「修士論文賞審査委員会」(委員10名)が担当し、昨年と同様二段階選考により行った。
 1次選考では全員の委員が論文概要書に基づく評価を行い、その集計により6編の候補論文を選んだ。2次選考は委員会を開催し、各委員が本論文に目を通した上で最終評価を行い、その集計により3編の優秀論文を決定した。応募者と同一の大学に所属する委員は当該論文の評価に関与しないよう配慮した。応募論文のテーマは多岐に亘っており、研究体制についても新たなテーマへの取組み、これまでの研究室の継続テーマへの取組みあるいは他機関を含む大きな研究プロジェクトの一員としての取組みなどがあり、慎重に選考作業を行った。選考に際しては著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置いた。
 応募論文はいずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高いものであり、残念ながら選定外となった論文も研究への真摯な取組みが感じられる優秀な論文であった。質の高い論文を纏めた著者の今後の活躍を期待する。
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第2回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
履歴減衰と粘性減衰を併せもつ制振ダンパーの解析モデル化手法 東京工業大学 西澤 恵二 PDF
(241KB)
高減衰積層ゴムの熱・力学的連成挙動の免震建物応答への影響評価 東京理科大学 早川 修平 PDF
(265KB)
エネルギーの釣合に基づく変動風力を受ける超高層免震建物の応答予測手法 東京理科大学 鈴木 悠也 PDF
(241KB)

総  評   審査委員長  山崎 真司

 「免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞」は日本免震構造協会創立15周年を記念して2008年度に創設され、今回は第2回目である。2009年度修士学位取得および取得予定者を対象として募集を行い、11編の応募論文があった。安全性および使用性の点で有利な免震構造、制振構造の普及およびその裏付けとなる活発な研究活動を反映して、応募論文は何れも学術的レベルの高いものであった。優秀修士論文賞の選定は本協会に設置された「修士論文賞審査委員会」(委員10名)が担当し、昨年と同様二段階選考により行った。一次選考では全員の委員が論文概要書に基づく評価を行い、その集計により6編の候補論文を選んだ。二次選考では各委員が6編の候補論文について本論文を読み、6編以外の本論文にも目を通した上で最終評価を行い、その集計により優秀論文3編を決定した。選考においては、論文の学術的水準とともに研究推進における著者の自立性と役割、また免震・制振構造の普及に貢献する可能性についても考慮した。優秀な論文を纏めた著者の今後の活躍を、また、本賞が若い人達の免震構造・制振構造に対する関心を高める一助となることを期待する。
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第1回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞受賞者

題 名 学位授与大学 受賞者(敬称略 概要
ダイナミックマスによる周期伸長効果を利用した建物質量同調制震に冠する研究 日本大学 牛坂伸也(清水建設) PDF
(609KB)
鉛プラグ入り積層ゴムの大地震時における熱・力学連成挙動の解明
~エネルギーの釣合に基づく応答予測式の提案~
東京理科大学 本間友規(鹿島建設) PDF
(444KB)
ブレース型ダンパー接合部の影響を考慮した損傷制御構造の耐震性評価 東京工業大学 高橋聡史(鹿島建設) PDF
(897KB)
剛性偏心した木造戸建住宅の制振部材による捩れ応答制御と地震応答評価法 東京工業大学 山崎義弘(修士課程2年) PDF
(394KB)

総  評   審査委員長  和田 章

 日本免震構造協会は創立15周年をきっかけとして優秀修士論文賞を開設し、2008年秋より全国の大学に向け公募を行った。日本免震構造協会の活動を通して我々が常に望んでいるように、若い学生や若い研究者も大地震の災難から逃れることのできる新しい建築構造として、免震構造・制振構造に関する研究には熱が入っている。今回の応募にも、非常に優秀な論文が16も応募された。選考は、各論文について2ページに纏められた梗概を21名の全審査委員で読み、点数を付けることから始めた。よく行われているように、審査員と同じ大学の卒業生などは点を付けないなどの配慮を行ったのち集計し、上位の7編の論文を第一候補とした。選考委員会を開き、これら第一候補の修士論文の本論文を各委員で読み、7論文以外の論文にも再度目を通したのち、投票を行った。これについても、応募者の関係者は点を付けないこととし、集計ののち、平均値を算出して、上位の4つの論文を選出した。修士論文のテーマの選択、個々の研究の進め方は、大学によって、また指導教授によって同じではない。指導教官の研究室に長年の研究課題があり、その路線にのって進められる指導教授のイニシアチブの強い成熟度の高い研究と、指導教授の研究方針より若い学生の自発的な意欲に任せた意欲的な研究に、大別される。このように、修士論文の優劣をつけるのは簡単ではないが、この難しさにも配慮しつつ、4論文を選出した。免震構造・制振構造に関する研究がさらに推進されること、これらの新しい構造への若いファンがますます増えること、この勢いを活気付けるためにも優秀修士論文賞が末永く続くことを期待する。
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